患者様の施術経過
チック症・トゥレット症候群の患者様
チック症・トゥレット症候群の患者様
チック症・トゥレット症候群患者 当院での施術経過
チック症・トゥレット症候群患者様
現在令和5年4月、中学1年生
チック症、トゥレット症候群で悩み、苦しんでおられた方の現在までの施術経過をご説明させて頂きます。
チック症状は小学1年生頃から出始め、鍼灸施術を開始したのは令和2年、5月、小学4年生です。
コロナ時期と重なったため施術をしたのは数回のみです。
その頃の症状は、お腹に力の入った大きな咳払い (音声チック) で楽しくてテンションが上がった時や食事後に出ていました。何も無い時でも出ている事もあったようです。その他に、ジャンプや肩を動かすなどの運動チックもありました。
この頃が症状のピークでした。
コロナ期間で鍼灸施術ができず、
施術が1年半空いてしまい、その中では大きな変化はなく最初に記載していた症状の他に
左肩にモゾモゾ感のあるような仕草や肩を大きく回す、食事後にフーーンと大きな高い咳払いがありました。
テレビを見ている時やゲーム中には痰の絡むような小さい咳払いがあり、連続的に続いていました。
運動性チックもあり、口のパクパク、股関節のムズムズ感があるような仕草、それを気にしているいように触る動作、大きなショッピングモールや人が多い場所で、ソワソワする仕草やジャンプして飛び跳ねるなどがありました。
令和3年10月〜 (小学5年生)
再度施術を開始しましたが、大きな変化はなく、
令和4年3月〜4月
connect将鍼灸院での鍼灸施術開始。
カルテ記載からの症状経過とお母様から見たお子様の症状観察です。
5月〜7月
施術を重ねるうち、日によって症状のピーク時よりも4割程度の症状まで落ち着いた日が出て来ました。一方で症状が強く出る日もありました。症状の出方で大きな波は来なかったもののやはり症状は出ていました。
8月〜10月
この頃の状態は肩や顔の動き、ジャンプなどの運動チックはほとんど見られなくなり、たまに数回出る程度まで落ち着いて来ました。
食後の大きな声での咳払い (音声チック) やゲームやテレビを見ている時の咳払いは悪化はしませんが依然として出ている事が多かったです。
股関節のムズムズ感も少し残っている様子でした。
10月〜11月は学校の行事も多く緊張している様子でソワソワしている事も多々あってその時に少し運動チックが出ていました。
緊張場面や行事以外の日は運動チックは気にならなかった。
学校行事の2ー3日前は緊張し当日になれば吹っ切れたのか気になる症状もなかったです。
1年前よりも良くなっている事を改めて実感することができました。
11月〜令和5年3月
食後の大きな咳払いは日によって症状の出方に波がありました。常に出ていた咳払いが数回で終わる時もあれば強く持続的にも出る日もありました。
症状の出方の変化は感じられたがまだ出る事もあるので安心はできなかったです。
チック症以外に他の病気があるのかと気になり、病院を受診する事にしました。喉をつっかえるような感覚があり、咳払いが出てしまうとお子様本人が訴えていました。医者からは逆流性食道炎の疑いもあると言われて薬を処方され飲みましたが特に変化は見られず、経過観察で終わりました。
緊張場面で強く出ることがあるので
やっぱりチック症なのかと思い、もう少し鍼灸施術を続け、様子を見ることにしました。
だんだんと咳払いの頻度が減り時間も短くなって来ていました。年末年始には親戚と会う機会がありました。
食後の咳払いもあったが10分後にはおさまって声量も小さくなり、穏やかに過ごす事ができました。
以前は咳払いが40分以上も続いていたのがほんとに良くなりました。
3月には小学生最後の休みで4年間行けなかった映画館にも行けて、映画を見る事もできました。大勢の場所に連れて行くのを自然と避けてきましたが、4月にはテーマパークにも行き、多少の動きがありましたが、全然気にならないぐらいまで良くなっていました。小学生最後に家族で良い思い出が作れました。お母様からありがとうございます。とお話を聞く事ができました。
♦ご参考に施術を受けられた時間数を記載します。
♦他の鍼灸院で受けられた時間は不明です。
♦令和4年3月〜当院で施術を開始1ヶ月ごとの施術時間数です。
3月15時間
4月30時間
5月30時間
6月30時間
7月39時間
8月51時間
9月25時間
10月30時間
11月30時間
12月30時間
令和5年
1月30時間
2月39時間
3月30時間