患者様の施術経過
脳梗塞 (術後の痛み) 患者様
脳梗塞 (術後の痛み) 患者様
脳梗塞後遺症の患者様、当院での施術経過
new 脳梗塞 (術後の痛み) 患者様
脳梗塞の手術後による痛みでご来院された患者様です。
施術開始から現在までの施術経過報告です。
現在令和5年11月 67歳女性 既往歴なし
<治療開始まで>
令和5年1月上旬、
起床してからトイレに行き、用を済ませ立ち上がろうとしたに際に、左足が動かなくなり、足が石のように固まったそうです。一瞬の出来事だったのでびっくりはしたが、数秒後動けることになり、リビングに戻ろうと歩き出しました。
廊下を歩いている際にも左足がまた固まり、地面に足がくっついたと表現してくれました。
そこでも一瞬のでき事で、気には留めていなかったそうです。
リビングについてからいつものようにコーヒを飲もうとしたら、左手が急に動かなくなりコップを持ち上げることが出来なくなり、
「自分の身体が自分の身体ではない」「いつもと違う、これはもしかして」と思い、家にいたお孫さんに助けをもとめ救急車を呼びました。
病院についてからすぐに看護師さんから「今すぐご家族に連絡してください。脳梗塞の疑いです。緊急手術を行います」と言われ気が動転していましたが、すぐに手術が始まりました。
早期発見、早期治療により手術も無事成功、10日間の入院で特に脳梗塞後遺症も残らず退院することが出来ましたが、術後のカテーテルを入れた部位 (鼠径部) に痛みが残り、入院中も痛みもがいていたそうです。
退院後も痛みがあり寝ることもできず不眠に、痛みのせいで力が入れられず排便困難にもなり、便秘にもなりました。
退院してから10日以上経過しても痛みは続き、このままでは仕事も復帰できず、動けなくなり体力も落ちると思い、以前に当院の名刺を貰ったことを思い出し連絡をしてくれました。
<当院で鍼灸施術開始>
1月24日 痛みがあるため家からタクシーで向かい鍼灸施術を受けました。
仰向けで痛みの軽減施術と便秘、不眠に対する施術を同時に行い、少しスッキリした様子で一回目は終わりました。
1月30日 側臥位 (横向き) での鍼灸施術と指圧施術を受けられました。術後の腹部の痛みをかばいながら生活をしているため腰部や臀部にも疲労がみられ、身体の緊張も強かった。術後の腹部への痛みもまだ残っていました。
2月3日 二回目~三回目の施術間で鼠径部(術後の部位)の痛みが軽減し、座る体制、うつ伏せができるようになりました。立っている時に少し痛みがある程度で、腰や臀部の疲労の方が目立つようになりました。
この日も鍼灸施術と指圧施術を平行に進めていました。
2月6日~17日の間も痛みなく、自転車で当院まで通院していました。
その間は鍼灸施術と指圧施術を交互に行い、2月28日からお仕事も復帰でき、5時間立ちっぱなしでも痛みはなく、仕事ができました。
3月には通常勤務に戻り、8時間勤務もできるようになりましたが、疲労がたまると腹部の痛みが少しだけ残っている状態でした。
病院の定期健診も良好で脳梗塞による影響もほとんどなく、生活がおくれているそうです。
4,5月も最初ほどの来院頻度ではなく、定期的に鍼灸施術、指圧施術をされていました。
現在も「体調は万全です」と連絡を頂きました。
今回、脳梗塞の早期発見であったため、片麻痺や運動制限はありませんでしたが
脳梗塞後遺症、事故の後遺症、術後の痛みの緩和ケアも当院でできることは全てさせていただきます。
ご参考に施術を受けられた時間数を記載します。
令和5年
鍼灸施術 指圧施術
1月3時間 1時間
2月4時間 2時間
3月 1時間
4月2時間 1時間
11月 1時間